「ランディ・ローズ」を見に行く
ランディ・ローズ。
25歳の時に、飛行機の事故でなくなってしまった、天才ギタリストです。
没後40年なので、生きていたら65歳です。
その、たった25年という短い一生で、この世に名を残した、彼の才能と技術と人間性の素晴らしさを伝える映画を、見に行ってきました。
場所は新宿シネマカリテ。
ミニシアターなので、受付でチケットを買ったりする、昔ながらの方式です。
席数はそんなになく、全部埋まるほどでもなく、ゆったり見られました。
通りから映画館につながる階段の壁には、ランディ・ローズの写真が飾られていました。
ランディ・ローズは、アメリカのギタリスト。
Quiet Riotというバンドのギタリストを経て、オジー・オズボーンのバンドのギタリストとなった人。
そのオジー・オズボーンの全米ツアー中のこと。
小型飛行機に半ば強引に乗せられて、操縦士の乱暴な運転によって、フロリダ州リースバーグにて墜落事故が起きた。
乗っていたメイクアップアーティストとともに、全員が死亡したそう。
ランディ・ローズは、ギターの天才でありながら、謙虚で、自分をひけらかすこともない人柄だった。
でも、隠しきれないオーラにあふれていて、ランディが部屋に入ってきたら、誰もが振り返るほどだったそう。
生まれながらのスター性。
それでいて、オジー・オズボーンを引き立てるような素晴らしいギターで、たちまち脚光を浴び、光り輝き出した矢先の出来事だったのです。
私はこの映画を見るまで、ランディ・ローズのことをたいして知らなかったのに、見終わった時には、操縦士が心から憎いと思いました。
見終わってから、改めて聞いたオジー・オズボーンとランディ・ローズのライブ・アルバム。
最後の曲は、ランディがお母さんに送った曲で、アコースティックギターで弾いています。
何より、このランディ・ローズ、今の時代に見てもかっこいい。
そして、ギターの技術がすごすぎて、素人が聞いても、え?と耳を傾けてしまうほどの演奏です。
たった25歳で亡くなったのに、こんなに語り継がれ、映画にもなるというのは、どれほどすごいことか。
私なんて彼の倍以上生きてるのに、隣の家の人にも知られていないですからね(笑)
ロックを知らなくても、ギターを知らなくても、好きになってしまう大スターです。
ちなみに同じ1956年生まれの芸能人を調べてみたら、長渕剛、大友康平、新沼謙治がいました。
この年は偉大なミュージシャンが生まれてるんですね!
ミニシアターでしかやっていないようですが、時間があればぜひ見て欲しい映画です。
コメントを残す