卵料理の思い出
子どものころ、父は日曜日になると、朝食を作ってくれました。
早起きして、卵を割って、オムレツや、卵焼きなど、簡単なものですが、作ってくれるのを横で見ながら、一緒に卵をかき混ぜたりするのが好きでした。
卵はこうやって混ぜるとうまく混ざるよ、とか、このタイミングでフライパンを傾けて、などとコツを教えてくれるのを聞くのが好きでした。
普段は、母親が全ての家事をやっていたのですが、日曜日の朝だけはゆっくり寝ていたのを覚えています。
特に聞いた訳ではありませんが、いつも家事をやってくれているから、日曜日の朝ぐらいは母にお休みをあげていたんだと思います。
今考えれば、母は専業主婦で、父は毎日サラリーマンで仕事に行っていたのですから、俺だって疲れてるんだから日曜日は休みたいんだよ、と思っていても不思議ではありません。
でも、そんなふうに考える人ではなく、いつも家族のことを最優先にしてくれました。
父と一緒に作った朝食ができたら、嬉しくて母を起こしに行きました。
ご飯できたよ!と呼ぶと嬉しそうに母が起き上がりました。
きっといつも早起きの母だから、とっくに起きていたんだと思います。
そして、弟も呼んで4人で日曜日の朝食。
自分も手伝ったから、いつもより楽しい食事でした。
野菜とかウインナーを炒めたところに卵を流し込んで、フライパンの形に全体が固まったら、イッキにひっくりがえす、という卵料理が多かった気がします。
大きなお皿にいっぱいの卵をにケチャップをかける、簡単なものですが、とっても美味しかった。あれ、久しぶりにやってみようかな。
なんて、オムライスを作りながら思い出しました。
卵料理のたびに、卵のかき混ぜ方を教えてくれた父のことを思い出します。
あ、父は健在ですよ(笑)
離れた大阪に住んでいるので、なかなか会えないのですが、父の優しさは時空を越えて伝わってきます。
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今日のBGM♪
Wouldn’t It Be Nice – Remaster ザ・ビーチ・ボーイズ
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