離婚を迷っている女性へ
夫婦関係が上手くいっていなくて、心の中で、離婚のことを考え始めてはいるものの、相手にまだ伝えていない、状況的に難しいし、離婚した後のことを考えると、大変かもしれないし、自分の収入だけだと不安だから、このまま何となく続けていく方が無難かなぁと思っている女性って、意外と沢山いるのではないかなと思います。
そんな方に、少し気が楽になるかもしれないことを書きたいと思います。
会社員として安定した高収入があるとそれほど悩まず決断できるかもしれませんが、パート収入しかない、派遣社員だからいつどうなるか分からないし、という人だと不安ですよね。
でも、私個人の意見としては、社員であろうとパートであろうと、一緒にいることが耐えられないほど苦痛であれば、別れる決断をした方がいいと思います。
自分が自分らしくいられない環境は、どんな事があっても自分のために変える必要があると思います。
もちろん、それまでに、いろんなことがあって、辛い思いをしてきたんですよね。感情的になって離婚してやる!と言っている訳ではなく、もう、色んな悲しさを味わって、それでも上手くやっていこうと相手に話してみたり、できる努力をしてきたんですよね。でも、人は変えられないのです。自分だけが上手くやっていきたいと思っていても、相手にもその気持ちがないと無理なのです。でも、そんなに「結婚したという事実」に縛られなくても、もっと自由に生きていってもいいんです。
私は、娘が2人とも大学生になった時に離婚しました。それまで長年、上手くいくように、話し合いをしようと自分から働きかけ、自分の思いを伝え続けました。それでも、私の気持ちは全く理解されず、コミュニケーションがない状態が何年も続きました。そして、夫が単身赴任になったため、しばらく女3人で平和に暮らしてはいました。
6年ぐらい、そんな生活が続きましたが、離れて住んだことで、余計に溝が深くなり、夫の実家からは、あることないことを散々言われ、夫は自分の母親と同じところに立って私を批判するだけでした。
私は、夫が単身赴任を終えるタイミングで、「帰ってくる前に、私が出ていきます」と伝えました。
ただ、数年前はそんな決断を自分ができるとは思ってもいなくて、離婚したい気持ちを人に話すこともありませんでした。人からは、大企業に勤める旦那さんで、いい生活が出来ているでしょう、的な目で見られていたと思います。実際、夫の実家が裕福で、子供の教育費など全て出すから、良い学校に行かせなさいと指示され、お金に困ることは確かにありませんでした。
でも、私は生活はささやかでも、夫婦の関係がきちんと成り立っていることを求めていたので、それをありがたいことだとは思うものの、決して幸せだとは思いませんでした。
ある日、未来のことを自分で決める手帳のセミナーを受けた時、いついつに離婚するということを初めて文字にしたのです。文字にしようとしたら手が震えました。驚きました。たぶんそれが自分の中だけにあった「離婚」という言葉を、初めて外に出した瞬間でしたね。
参考までに、その手帳はこちらです。
実際、自分の離婚をいつに設定したのか忘れましたが、だいたい予定通りだったと思います。
そうなんです。自分の未来は、自分で決めてもいいんです。色々思い悩むより、自分は今後どうしていきたいか、とりあえず〇年後にこうなりたいという、ゴールを決めたら、じゃあ、それまでに、何をしたらいいか、と決めていけばいいわけです。
夫婦なんて、そりゃ、喧嘩しながらでもなんだかんだといつまでも仲良く出来たらそれが1番いいですけど、それをすることが無理だと分かればやめたっていいんですよね。
一昔前なら許されなかったことかもしれませんが、今はそれほど冷たい目を向けられることはありません。大丈夫です。
私は離婚というゴールを決めたところから、スタートしました。旅行だって、いつどこに行くか決めるから、チケット買うし、パスポート用意したりするわけで、行き先と日程を決めないことにはどう進んでいいかわからないですもんね。
なので、今、どうしようか迷っている場合、まず自分はハワイに行きたいと本当に思っているのか、本当に行きたければいつ行くか決めて、決めたら、それに必要なことをしていくだけです。ハワイに行きたいなぁと思っているだけでは絶対に、気づいたらハワイにいた、なんてことは普通ないですからね。
そうやってまず決めたら気が楽になります。何がなんでもハワイに行くと決めたら、周りが反対したってハワイに行けばいいだけです。
嫌だったら別れちゃえ!という軽い気持ちで書いているわけではありません。子供のいる人なら、子供のためにも、夫婦で楽しい家庭を築くことが、ベストだと思います。
ただ、自分が疲弊してしまうような関係なら、自分のために、別の道を考える方がいいと思います。子供だって、お母さんが幸せな方を選んだ方がいいと思います。
少しでも、これを読んで、迷っている人の気分が軽くなったら嬉しいです。
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