2022-04-21
映画「ドライブ・マイ・カー」
まだ映画館で上映中ですが、U-NEXTで見ることが出来ました。
最新のものなので課金が必要でしたが、無料お試し期間中でも、ポイントが最初から付いていて、その範囲内で見られます。
アカデミー賞など、数々の賞を取っていて話題になっていたので、映画館で見てみたいと思っていた作品なのですが、家で気軽に見られるならそれでもいいかと、見はじめたら、没入してしまいました。
村上春樹原作。
見終わったら、なるほどと思いました。
村上春樹の作品をいくつか読んだことがありますが、それを読み終えた時に感じるものと、同じような感覚がありました。
映画全体が「詩」のようで、見る人によってとらえかたが変わるような世界観。
西島秀俊の無表情な演技。
それが劇中の舞台の本読みにも反映されていて、全体的に登場人物の本当の気持ちがわからない。
淡々と進む話の中で少しずつ、意味がわかってくる。
相手の全てを受け入れているようで、本当は憎しみや嫉妬や怒りを感じているのに、それを出さずに抑えてきた後悔、そんな自分を受け入れることを教えてくれるような映画でした。
赤の「SAAB」がこの映画の象徴として出てくるのがとても印象的。
昔読んだ、五木寛之の「雨の日には車をみがいて」を思い出して、Kindleですぐダウンロードしてみました。
車をテーマにした短編集。
確か、SAABが出てきたはず、と思って探してみたら、1番最後に出てきました。
あとで読み返そうと思います。
関連記事
コメントを残す