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2024-11-21

私の仕事について

現在私は、派遣社員として働いています。

離婚を決めた5年前も、派遣社員でした。

たまたま、タイミングよく派遣先から契約社員として働かないかと言われ、直接雇用になり3年。

次に社員になる道があったのですが、残念ながら試験で不合格となり、あっさり無職になりました。

その後は社員で働ける仕事を探しましたが、なかなかうまくいかず、結局また派遣社員として働くことになって、今に至ります。

前職ではコロナ禍で在宅ワークが取り入れられ、週2〜3回だけ出勤するスタイルだったので、それがあまりにも快適で、在宅で働けるところを探しました。

そんな折、「週4在宅!」といううたい文句に惹かれて応募した外資系の会社が、すぐに決まりました。

外資系というと聞こえはいいですが、内情は粗末なもので、社内ルールも規定も曖昧。

私の仕事について細かく理解して教えてくれる人もいなくて、最初は完全な手探り状態。

さすがに胃が痛くなる思いでした。

ただ、今まで守られた安全な組織の中でぬくぬくと働いていた私にとって、全部手探りで調べて対応していったことが、少しずつ自信になっていきました。

ただしこの先、働き続ける気はあっても、会社の状況によってはあっさり切られる可能性も秘めていて、なんともスリリング。

まあ、派遣社員というのはそういうものですからしょうがないのですが。

何度か転職も考えましたが、慣れていくにつれて、うたい文句通りの週4回の在宅、あっさりとした人間関係、日本人以外とのコミュニケーションの楽しさがあり、気づいたら、もうすぐ働き始めて一年が過ぎようとしています。

週に一度顔を出すオフィスは、自宅の最寄り駅から3駅。

電車に乗っている時間は10分です。

本も読めないほどです。

近くてありがたい。

普段、自宅の一角でちまちまと働いている身としては、週に一度出社することが、気分転換になっています。

デスク3つ並べたら他には誰も入れないほどの極小オフィス。

でも建物自体は立派で、そこに入っていくのは気分がいいです。

お昼休みは、お弁当を持って行って、ちょっとした休憩スペースで食べたら、外のベンチに行きます。

もう、今は寒くて外でじっと座っていられないので、お昼休みの残り時間はオフィス街をウォーキングすることもあります。

この先、私はどうなっていくのかな、と不安になることもあります。

でも、今までなんとかなってきたから、きっとなんとかなると思っています。

目の前のことを一生懸命、楽しんでやる。

私はそれでいいと思っています。

年齢を重ねた自分が今持っているものは、経験と、経験に基づいた考え方。

若い人が持っていないものを持っています。

だから、今の職場でも対応できているんだと思います。

53年生きてきたけど、まだ経験していないこともたくさんあります。

この先の人生、仕事に限らず、もっと色んな経験をしていきたい。

幸い、私には一緒に経験してくれるパートナーがいます。

一人で経験するより心強いし、ありがたい存在。

子どもたちもいる。

両親もいる。

住む場所も、食べるものも、働く場所もある。

なんだ、何もかもあるじゃないですか。

今持っているものに、改めて感謝して、大切にして、笑顔で生きていきたいと思います。

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