やせるのはどっち?
本日は本のレビュー。
「やせるのはどっち?」中野ジェームズ修一 著
多くのトップアスリートのトレーナーを歴任されている方の本です。
青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化もされているそうです。
そんな、いつもはトップアスリートのために考えている方が、一般の人が痩せるということについて、やり方が間違ってなければそんなに難しくないよ、と教えてくれている本です。
○○するのと、△△するのと、痩せるのはどっち?
とクイズ形式になっていて、わかりやすいです。
どっち?と聞かれるたびに自分で正解を考えてみるのですが、間違っていたことも多々あり。
わかっているようで、わかっていないこともたくさんあることを痛感しました。
まずは小さなチャレンジから
ダイエットするとなるといきなりジムに入ったり、何キロも走ろうとしたり、ハードなことを考えがちですが、それはNG。
普段、駅でエスカレーターを使っていた人は階段を使うところから、ウォーキングをするところからスタートしましょうと著者は言っています。
それならできそうですよね?
いきなり難しいことをするから続かないのです。
できそうで、ちょっとだけ疲れるようなことをすればOK。
それで、生活の中に組み込んでしまえば、長続きしそうじゃないですか?
ストレス発散するなら歌ったり踊ったりする
ストレス発散を食べ物や飲み物でしない。
ストレスを感じる→食べる、飲むという習慣になってしまうと、当然ですが、カロリーオーバーになります。
美味しいものを食べる、お酒を飲む、ということは中毒性もあり、ダイエットどころか体を壊すことにもなりかねません。
どうせ発散させるなら歌を歌ったり、踊ったりのほか、映画を見たり、本を読む、友達と長電話する、など、食べる飲む以外の楽しみをたくさんみるけること。
食べないから太る
極端な食事制限をすれば、一時的には痩せますが、栄養が不足すると筋肉量がどんどん減り、太りやすい体をつくる原因になります。
筋肉がつくと自動的にたくさんのカロリーを消費してくれます。
筋肉が1kg増えるだけで消費カロリーが約50kcalアップするそうです。
摂取カロリーをコントロールしつつ、筋肉量を増やして体をまめに動かす。
これが食べても太らない体を作るために必要なことです。
駅では必ず階段を使う
体を変えたいなら、筋肉の組織を壊すほどの強い刺激が与えられる、強度の高い運動が必要。
階段を上り下りする時、私たちは一方の脚だけで体重を支えます。
この動きは、下半身の筋力アップが可能です。
著者のクライアントで、生活圏の全ての場所で必ず階段を使う生活に切り替えた人は全員2ヶ月で体脂肪が落ちて筋力アップして痩せられたそうです。
ウォーキングでは筋肉を増やすことはできないけど、歩き方次第で消費カロリーをアップさせることが可能。
軽く息が弾むスピードでキビキビ歩くことがポイント。
通勤時間や通学時間に、キビキビ歩いて、駅では階段を使う、というだけでもかなりダイエット効果がありそうですよ。
それには歩きやすいウォーキングシューズも必要。
歩幅は、身長の45%〜50%の大股歩きが良いそうです。
ダイエットを成功させる食事は茶碗一杯分のご飯を毎食食べる
糖質は最も効率の良いエネルギー源。
炭水化物をしっかり摂らないと体はどんどん痩せにくくなります。
特に白米は、パンやパスタに比べると圧倒的に低脂質。
毎食150g〜200gぐらいは食べてOK。
炭水化物は悪者のように扱われた時期があり、ダイエットといえばご飯やパンを抜く、としがちですが、最近はご飯が大事だと言われるようになりましたよね。
日本人だからこそ、お米を食べるというのが自然な流れだと思います。
無理してオートミールを食べる、などは続かないのでやめた方が良さそうです。
14品目を食べる
14品目とは、
穀類、魚介類、肉類、卵、乳製品、芋類、豆類、きのこ類、海藻類、淡色野菜、緑黄色野菜、果物、油脂、嗜好品。
上記に当てはまる食材を一日一回食べる。
ただし、穀類は1日3食必ず食べる。
何かに偏ることなく、どれも一回食べることを意識すれば、バランスよくなります。
なかなか14品目が難しいと思う場合でも、具沢山味噌汁なら、一気に色々食べられるのでおすすめだそうです。
このように、わかりやすいアドバイスが上記以外にもたくさんあり、また実践できる筋トレも紹介されています。
これは一見の価値ありです。
今、Kindleunlimitedで読み放題対象になっているので、ぜひこの機会に読んでみてくださいね。
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