ミニマリストより「半分、減らす」
今日はとても良い本に出会いました。
モノを徹底的に減らして、いかに少ないもので生きるか、を極めたミニマリストが流行る一方、なかなかモノを減らせない、捨てられない、ものが増えていってストレスまでためている人もいるそうです。
でも、そんなに両極端ではなく、半分だけ減らしてみよう、と提案する本です。
服も、食事も、スマホ時間も、多いなと気づいているものを減らしてみる。
指針が半分、と言うのはわかりやすくていいし、それならできそう、と思わせてくれます。
食事は、いきなり半分にするのは難しいですが、努力して減らしましょうということではないです。
ながら食べをやめる。
スマホを見ながら、テレビを見ながら、ではなく、一口一口、素材を味わってゆっくり食べる。
お酒も、いきなり半分に出来ないものですが、その日飲む分だけ買う。
それも、少し値段の高い良いお酒を、いつもの半分ぐらいの量を買って、ゆっくり味わって飲む。
もし足りないなと思ったら、別に近所のコンビニにまた買いに行けばいい、ということにする。
そうすると、わざわざ買いに行くのも面倒だな、まあ、もう飲まなくていいかな、なんて思うものです。
買いだめしていると、いくらでも飲んでしまうものだから。
なるほどと思います。
スマホの時間も、いきなり全く見ないようにする、というのではなく、とりあえず、寝る前に見るのをやめてみましょう、と。
ベッドからすぐ手が届くところではなく、絶対に手が届かない、少し離れたところで充電する。
すると睡眠の質が格段に上がるそうです。
私はよく、夜中に目覚めたらなんとなくベッドサイドで充電中のiPhoneを手に取ってなんとなく見てしまって、結局1時間ぐらい起きていた、なんてこともあります。
昨日は、手の届かないところで充電してみたら、朝までぐっすり寝られました。
減らすとなったら、とことん減らす、というのではなく、少し減らしてみる。
半分減らしてみる。
服も、断捨離しなきゃと一気に捨てて、気持ちよくなって、勢いで捨てると、後で後悔することもあります。
買い物をするときにテンションが上がって買うのと、捨てることで、スッキリすることでテンションが上がるのと、同じなんだそうです。
買う時も、1呼吸置いて、1度寝かしてみる。
少し時間を置いてみると、あれ?そんなに必要じゃないかもと冷静に判断出来るものなんです。
時間を置いてみてもやっぱり必要だと思ったらそれは必要なもの。
買えばいいのです。
捨てることも、一気にたくさん減らすぞ、と考えるより、まず半分にしてみよう、着ていないものだけ捨てよう、と思うと極端に減らしすぎて後悔することもありません。
仏教では「中庸」「中道」という考え方があり、AとBのちょうどいい、ベストな選択をする、ということです。
極端に偏らず、自分が快適だと思えるちょうどいいバランスを、流行りとか、他人の意見ではなく、自分で決めるというのがいいんですね。
モノが多すぎたり散らかった部屋を一気に片付けようとせず、まず不要なものを捨てよう、ここの場所だけきれいにしてみよう、と少しやってその気持ちよさを味わう。
それが出来たら、使えるけど使っていないものを処分しよう、と少しずつやっていくのが失敗のないやり方かもしれないですね。
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